<aside> 新卒で大手求人メディア企業でキャリアをスタートし、求人広告の法人営業、看護師・保健師等の医療業界・IT・Web業界における人材紹介の経験を積む。そこからインターネットサービス・SaaSの提供企業に転職し、セールス・営業企画等に従事した後、同社初の専任リクルーターに着任。中途採用の計画から実務まで全般を推進し、100名規模から300名超への急成長フェーズを支える。2022年にPole&Lineへ入社。
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前職では事業会社の人事組織で中途採用担当として5年ほど従事していました。当時、自分のキャリアの今後について悩んでいたところ、代表の斉藤に出会いました。「専門性を尖らせたエージェントを目指すべき」という斉藤の言葉に深く納得したことは、今も鮮明に記憶しています。
ハイレイヤー人材のエージェントという役割は、エージェント業と人事の両方を経験してきた自分にとって新たな挑戦になると考え、Pole&Lineへの入社を決意しました。
地道な積み重ねが大きな受注に繋がった経験です。
新卒で求人広告の営業をしていた時代、ある企業に定期的に訪問し、最新の情報やサービス資料を届け続けていました。最初の頃はなかなか契約に繋がりませんでしたが、諦めずに訪問をし続けたところ、たまたまその支店に訪問した役員の目に留まり、大口の契約が決定。年間成績上位となり全社表彰も受けました。
決め手は、訪問と情報提供を途切れさせなかったことだと思います。来るべきタイミングに備えてアクションをとり続けることは、今も自身の仕事の指針にもなっています。
前職での最も印象に残る失敗は、自分のやり方を前提に業務フローを最適化し、強い属人性を抱えたままチームを拡大してしまったことです。当時、一人目の人事として採用活動を担当していたため、無意識のうちに属人性の高い仕事の進め方になっていました。チームが拡大した際にプロセスを標準化できず、結果として生産性低下のボトルネックを生んでしまいました。この反省は大きな学びとなりました。
現在Pole&Lineでは、この教訓を活かし、業務フローを提案・改善する際に「個人のスキルに依存していないか」「再現性があるか」を必ず確認しています。誰が担当しても同じ品質の成果が出せる仕組みづくりを徹底しています。
先入観を取り除くことです。クライアントや候補者の希望を無意識に鵜呑みにして「この企業はこういう人材を求めているはずだ」「この候補者はこういう会社を希望しているはずだ」と決めつけ、視野が狭くなることがあります。
最も重要なのは、企業と候補者の最適なマッチングを実現することです。そのためには、両者の希望の枠を少し超えて、「別の視点から見るとマッチする可能性」や「案件の隠れた魅力」を深く探る必要があります。このような広い視座を持つことで、自分の仕事の可能性をさらに広げられると考えています。
人材紹介業は生成AIとの親和性が高く、定型業務の多くは短期間で自動化され、業界のあり方は今後数年で大きく変化すると考えています。
このような状況だからこそ、私たちは「人が介在する本当の価値」を常に問い続ける必要があります。「このままでは組織が数年後に立ち行かなくなる可能性がある」という危機感を持ち続けることが重要です。生成AIの波は止められないものである以上、それを道具として上手く活用しながら、新たなルールのフィールドでどう戦っていくかが、私たちの目前に迫った課題だと感じています。
Pole&Lineの一番の良さは、質実剛健なカルチャーです。メンバー全員が地に足をつけて愚直に仕事へ向き合い、クライアントと候補者双方の信頼を着実に積み重ねています。メンバーはそれぞれ異なる強みを持っていますが、エージェント本来の価値提供に誠実に取り組む姿勢は共通しており、切磋琢磨できる環境だと感じます。
もう一つの良さは、時間の使い方に大きな裁量が与えられている点です。成果を出すために何へどれだけ時間を投下するかは各自に委ねられ、フレックス制のため勤務時間の縛りもありません。この自由度の高さが自律的な働き方を後押しし、高い成果を生みやすい土壌をつくっています。